NEW TOKYO HOSPITAL NURSING RECRUIT 新東京病院 看護部

先輩看護師の声

NEW TOKYO HOSPITAL NURSING RECRUIT 新東京病院 看護部

先輩看護師の声

INTERVIEW
ICU師長として、
集中ケア認定看護師として
病床管理を行っています
ICU師長として、集中ケア認定看護師として
病床管理を行っています
ICU / 新卒入職 22年目
A.Y.
INTERVIEW
ICU師長として、集中ケア認定看護師として
病床管理を行っています
ICU
A.Y.
01 ICU師長として歩んだ22年

私が看護師を目指したきっかけは、幼い頃から漠然と、人の役に立ちたいと思っていたことが理由の一つです。高校ではボランティア部で介護施設や老人福祉施設で手話ソングを披露したり、募金活動をしたりしていました。そんな中でずっと人と接する仕事に就くことが自分らしいと思い、看護師を選びました。看護師になって22年目になり、現在はICUの師長として働いています。

私は新卒で新東京病院に入職しました。ずっと循環器に興味があったので、循環器系に強い病院を探していました。その頃から当院は循環器を扱う手術件数がとても多く、ここなら私のやりたかったことができると思い、新東京病院に決めました。
循環器を経験すれば他でも役に立つだろうと思っていましたが、入職後、心臓を理解するのがものすごく大変なことが分かりました。新人の頃は自分でも何をしていいのか整理できないまま、分単位で仕事に追われる毎日で、フリーズしてしまうことがたくさんありました。先輩たちに助けていただいたから、今があると思っています。

02 集中ケア認定看護師としての成長と学び

当院で勤務をしながら、集中ケア認定看護師の資格を取得しました。集中治療領域は最前線というだけあって忙しいし、患者さんの急変も多いし、肉体的にも精神的にもかなりきつい職場なので辞めていく人もいました。そういう状況を見ていて、集中ケアの認定看護師になってしっかりとしたエビデンスを基に、後輩たちに集中治療の必要性を伝えていく必要があると思いました。専門性を高めた認定看護師の資格を持っていれば、今までと違うことができるかもしれないと考えたのがきっかけです。
私は新卒で新東京病院に入職しているので他の病院を知りませんでしたが、資格取得のためにほかの病院で実習をすることで違うやり方を学ぶこともできました。一緒に学んだ認定看護師の同期たちとは今でも連絡を取り合って情報交換をしていますが、とても参考になり刺激を受けています。

この5年間で、当院に在籍する認定看護師は増えました。がん化学療法看護が2名、集中ケアが2名、皮膚・排泄ケアが1名、慢性心不全看護が2名、脳卒中リハビリテーション看護が2名、摂食嚥下障害看護が1名、認知症ケアが1名、糖尿病看護が1名です。さらに、現在はがん看護と慢性疾患看護の専門看護師も1名ずつ在籍しています。
以前に「認定看護師会」という委員会があったのですが、新たに「看護ケア推進委員会」として名称を変更し、現在は活動を行っています。この委員会は、認定看護師と専門看護師の集まりで、副部長さんにもオブザーバーとして参加していただいています。

03 認定看護師・専門看護師を目指す道

認定看護師を目指すルートでは、当院に勤務しながら資格を取得するケースと、認定資格を持って中途で入職するケースの両方があります。専門看護師に関しては、これまでほとんどが中途で入職された方々でしたが、来年度には、現在認定看護師として活動しているスタッフが、当院で学びながら重症集中ケアの専門看護師にステップアップする予定です。一方で認定看護師については、院内で資格を取得する方が多いです。今年度、新しく糖尿病ケアの認定看護師として入職された方は中途ですが、認知症ケアの認定看護師などは、以前に地域の病院で資格を取得した後、当院に入職されたケースもあります。認定看護師や専門看護師を目指すスタッフに対しては、看護部の承認が必要ですが、学費のサポート制度があります。お礼奉公のような形で、何年か勤務すれば学費を負担してもらえる仕組みで、多くのスタッフがこの制度を利用しています。専門看護師に関しても同様のサポート体制が整っています。

近年の看護職はキャリア形成を重視する傾向が強くなっていて、1つの病院に長く勤めるのではなく、異なる職場で経験を積むスタイルが一般的になってきています。離職率だけで病院の良し悪しを判断するのは難しいです。特にICUでは毎年一定数の退職者がいますが、それと同じくらい入職希望者も多く、今年度は4月から約8人が新たに入ってきています。4月入職だけでなく、中途採用でも多くの方が入職されています。急性期病院として、さまざまな働き方を選べる環境を提供することが必要だと考えています。

当院のICUに限られるかもしれませんが、在籍している看護師の年齢層は必ずしも若い層ばかりではありません。定年を迎える方がバリバリ働いています。一方、若手では3~4年目が転職の一つの節目と言われていますので、その頃に入職される方も多いです。さらに、10年を迎える前に新しい環境を求めて転職するケースも多く、7~8年目での転職も珍しくありません。逆に、10年を超えて転職するケースは少なく、ICUで長く働く方は異動によって経験を積んでいる場合が多いです。

04 師長としての成長、現場からマネジメントへ

師長に就任してから、大きく変わった点はいくつかあります。師長としての初年度は、ICUの組織がまだ脆弱な部分があり、現場に積極的に入らなければならない状況でした。主任的な立場を兼任しながら業務をこなしていたので、現場とマネジメントの両方を担っていました。しかし、徐々に管理職も育ってきて、私が現場に直接入らなくても指示系統がしっかりと機能する体制を整えられつつあります。
もともと私はマネジメントが得意ではなく、現場に積極的に関わるタイプだったため、師長職に就いてからは「マネジメントとは何か?」を意識して考えながらスタッフと接するようにしています。俯瞰的に物事を見る力が身につき、必要な場面で適切な対応ができるようになりました。以前は何でもかんでも自分でやっていたところを、今では相手をどう動かすかを考えられるようになったのが、ここ10年ほどで大きく変わった点だと思います。

ICUの師長としての仕事も、主任時代とは異なります。ICUにはさまざまな診療科の患者さんが入ってくるため、各診療科の先生方とのコミュニケーションが欠かせません。患者の管理や集中治療医との連携はもちろんですが、ICUの病床管理や運営全体に責任を持つことが師長としての大きな役割です。当院では師長が病床管理の最終決定者となっているため、ICUの運営をどう進めていくかは、私にとって重要な業務です。また、スタッフの人数が50人ほどいるため、人材管理も主任時代とは異なる責任感が求められます。

05 勤務表の作成業務について

師長業務の一つに勤務表の作成があります。各スタッフの希望やチーム分け、マンパワーなどを考慮しながら勤務シフトを組んでいきます。勤務希望は月に2回までというルールがありますが、スタッフのライフワークバランスを取るためにはそれ以上の希望が必要な場合もあります。たとえば、お子さんを持つスタッフや、日勤のみ、夜勤の回数が限られている方、逆に夜勤を多くこなしたい方など、さまざまな働き方のスタッフがいるため、シフトを組むのは簡単ではありません。

私が主任だった頃、前の師長は勤務表の大枠を作成し、細かな調整は主任に任せるスタイルでした。そのため、私は以前からマンパワーの調整を担当してきた経験があります。こうした経験を積ませてくれた師長のサポートがあったからこそ、今の業務に対応できていると感じています。

06 挑戦と成長を支える環境

当院はキャリアデベロップメントシステムを採用しているので、いろいろなことに挑戦できます。ラダー別の研修や倫理研修、専門分野のチームの勉強会など、高い技術を持った先生たちが率先して勉強会を開いてくれます。たくさん勉強会があるのは、やはり魅力的だと思います。

当院ではダヴィンチのオペも始まり、形成外科でもオペのために他県からもたくさんの患者さんが来られます。がん看護にも力を入れ始めていて、学ぼうと思えばいくらでも学べる環境が整っていると思います。診療科も多いので、自分が極めたいと思う分野でしっかりと学ぶことができる点は当院の強みです。そのせいか、看護部にはモチベーションの高い人が多いように感じています。

07 自分の看護を実現できる場所

転職を考えている方は、いろいろな思いを持って転職先を探していると思いますが、新東京病院は自分のやりたい看護を実現できると職場です。きちんと自分の言葉でやりたいことを伝えたら受け止めてくれる師長もたくさんいます。
困っている時に助けてくれる人間関係もあります。困りごとや悩みを口にすると、すぐに誰かがその疑問を受け止めて相談にのってくれます。先輩や同僚に気軽に相談できるのは、コミュニケーションが図られている証拠だと思います。長く勤めている経験豊富な多職種の方も多く、そういう方と話をしながらより良い看護のために前向きな話し合いをしているので、ついつい熱が入ってカンファレンスのようになる時もあります。人間関係に悩んで転職を考える方も多いと思いますが、当院は人柄のいいスタッフたちが揃っていますので、安心して選んでいただけると思います。