2018年4月、新しい年度を迎えました。新生新東京病院は母屋を和名ヶ谷の地に移して、新しく生まれ変わってから5年の月日が経ったことになりました。現在心臓内科、心臓外科を中心に10の診療科とそれぞれに優秀な医師を配備し、病床数396床で重厚な9室の手術室と7個の心臓カテーテル室を備える日本有数の治療施設です。また次年度からは新しく34床の配備を増床し、新しい新棟の建設が現実のものとなります。
5年を経過して内科、外科、糖尿病内科、心臓内科、心臓血管外科、消化器内科、消化器外科、脳神経外科、整形外科、形成外科・美容外科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、眼科、麻酔科に若くて優秀な、日本有数のそうそうたる精鋭を揃えることができました。代表的な心臓内科では年間で心臓カテーテル検査約7000例、冠動脈カテーテル治療(PCI)約2000例、末梢動脈カテーテル治療約500例、心臓不整脈カテーテル治療約300例、経皮的大動脈弁置換術(TAVI)40例を施行しており、日本を代表する施設としての地位を確立しております。
もとより順天堂大学医学部附属順天堂医院心臓血管外科教授 天野篤先生をはじめとして日本を代表する心臓血管外科医師を輩出しております心臓血管外科は相変わらず素晴らしい活躍をしており、それ以外も上記の診療科の優秀なスタッフはすでに日本有数の診療実績を上げております。私自身最もうれしいことは、診療実績だけではなく当院より多くの英語論文が出てきているということです。年間30本以上の英語論文が私たちの優秀なスタッフから世に出ていることは私の何より誇りとするところであります。
新東京病院は今どんどん進化しております。診療実績、内容、学問的業績のみならず、日本における教育的役割を果たすための多くの教育プログラム、学会を主催したり、諸外国との交流として当院から留学生を出したり、外国からの見学医師は5年間で150名を超え、また臨床修練指導医師の資格を持つ中村のもとに5年間で14名の外国人医師留学生を受け入れ、日本のみならず外国にまで評判は轟いております。
今後は我々と共同作業をしてくれているセコム医療システムと共に日本有数の病院であるだけでなく、日本有数の医学研究までできうるような施設を目指していきたいと思っております。