新東京病院 看護部BLOG

『おせっかいカンファレンス』

「ホント、おせっかいなんだから!」

と、言われているのか、いないのか?!

退院支援委員会で構成された私たちは、リハビリ科医師、内科医、病棟看護師、退院支援看護師、MSWPT等 栄養士、WOCNによる多職種チーム。

毎週水曜日に2病棟でそれぞれ1名の患者さまの退院後の生活やケアについて、病室の療養環境まであれこれとカンファレンスを行っています。

まずは、患者さんを訪問し話を聞き、起居・歩行動作等を確認します。

今日は大腿骨骨折で手術まで待機1週間。施設に入所していた患者さまが、せん妄になってしまい、元の施設に戻れるか?心配されました。

横スライド法でリクライニング車いすに乗せて昼夜のリズムをつけようと提案されます。

骨折で手術日まで動かせないと決めつけず、PTOT、看護師と共に離床を試みます。

それには、痛みのコントロールはできているか?適切なマットレスを選択しているか?飲水量は足りているか?せん妄予防へのアセスメントも大事です。

栄養は足りているかな?誤嚥性肺炎には注意だね、それぞれの職種から考える問題は何だろう?と話し合いが進みます

リハビリ転院後には元の生活環境に帰ることを前提に、今、ここでやるべきケアや、その先を見据えた準備を多職種で取り組みます。病気が本人の人生にどう影響するか、本人はどうしたいのかな?どう思っているのかな?を合言葉に、今日もおせっかいが始まります。

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