第5回看護フォーラムレポート
看護部各部署の発表

私の考える看護師としてのやさしさとは「患者さんの抱える不安や辛さなどのマイナスな気持ちを少しでもプラスに変えられるようなかかわり方をすること」だと思います。言葉だけではなく表情からも読み取り、常に患者さんへの関心をなくさずに、これからもやさしい看護をしたいです。

私の考える看護師としてのやさしさとは「患者さんの気持ちに寄り添いながら、治療に向けた支援を行っていくこと」だと考えます。私たち看護師は患者さんの近くでかかわることができる立場として、想いを傾聴し、心理的な苦痛を和らげ不安を取り除いていけるように心がけていくことが大切だと思います。

私の考える看護師としてのやさしさとは「患者・家族に関心を抱き、気持ちや思いに寄り添う事である」と思います。患者や家族を大切に思い、患者や家族の立場になって物事を考えることは看護師のやさしさであると考えます。

私の考える看護師としてのやさしさとは「患者さんの立場になって自分ごととして物を考えて一緒に退院に向けて歩んでいくこと」だと考えます。日々の業務として考えてしまうと効率性などを重視してしまいがちですが、患者さんの気持ちや思いをできる限り重視し、患者さんを第一に考えた温かくやさしさのある看護を意識して実践していきたいと思います。

私の考える看護師としてのやさしさとは「救急外来を受診する患者さんとその家族が、私の提供するやさしい看護で、最小限のストレスでケアが受けられるようにかかわる」ことです。来院した患者さん一人ひとりが抱えるストレッサーを理解し、救急外来受診による新たなストレスを最小限にできるようにやさしい看護を提供することを心がけています。
他部署より考える“こうあってほしい看護師像”
自身の経験から、言葉の選択が患者さんとの信頼関係の構築に繋がると学びました。まずは、患者さんの視点で物事を見つめなおす事、それによって表現を考えることがやさしさに繋がると考えます。看護師が患者さんにやさしさを提供できる場面は、日常の看護の場面で沢山あります。言葉の選択でやさしさのある看護を提供出来たらよいと思います。
現代の医療現場では、チーム医療が非常に重要視されています。その中で他部門との連携を円滑に行うためにはやさしさは必要不可欠だと思います。いつでも誰に対しても発揮できるスキルとしてのやさしさを習得することが必要です。いつでも優しい人はいないように、いつでも冷たい人もいない。人にはそれぞれ優しくできない理由があることを理解することは、受け手側のやさしさだと思います。ゆとりを十分に確保し、余裕のない時はスキルとしてのやさしさを上手く活用すれば、円滑な部署間の連携がとれるのではないでしょうか。
小さな変化は大きな変化の前兆であることが多いです。なにかおかしい?を言語化することが重要となります。まずは察知する。そして推論する。そのことを正確に報告する。これは医師だけに報告するのではなく周りのメンバーと共有することが重要です。小さな変化に気づける看護師になって欲しいと思います。
特別講演
テーマ「看護の価値を問い続けるということ」
異なる3つの価値①個人的価値②文化的価値③専門職的価値と一回性の尊さについてお話しいただいた。看護の価値を問い続けることの意義は、多様性に向き合うこと。専門職としての価値と個人的価値・文化的価値と対峙すること。患者や家族の人生の一回性に寄り添うことの大切さ。看護の価値を可視化、言語化し続けることの意味を考えることである。
私の考える看護師としてのやさしさとは「安心感を与えられるように接すること」です。恩師より看護師は手と目で患者さんを看ると教わりました。そのため、普段から手で患者さんに触れ、目線を合わせて話すことを意識しています。私のかかわりで少しでも安心感を持ってもらえるよう「手と目」で患者さんや家族に寄り添い、おもいやりのある看護を続けていきたいと思います。